こんにちは、まめ子です。
「七五三」って子どもの成長過程でまぁまぁ代表的なイベントで、着物を着て神社にお参りをするらしいけど…何か予約する必要はあるの?1日で全部終わるの?何から決めたらいいの?という疑問だらけの方へ、元写真スタジオ勤務のまめ子がおすすめのスケジューリングを紹介します。
子どものイベント全般に言えることですが、早めの計画と予約で直前にドタバタしないこと、かつ当日は「形だけでも無事終えられればいい」と広い心で迎えることが成功のカギです!
お伝えしたいことが多すぎてちょっとボリューミーなのですが、特に七五三に関しては早めに準備を始めることでお得にできることもありますので、ぜひ最後までご覧ください。
七五三の準備はいつから?
まずは①どこの神社にお参りするか、②写真スタジオで撮影をするかしないかをできれば春ごろからご家族で話してみてください。
もし①の神社が遠方になる場合、②のスケジュールも変わってくる可能性があるからです。
どこの神社にお参りするのか?お寺でもいいの?
お寺でも神社でもどちらでも可能です。
家から近い場所や思い出のある場所、遠方から親族を招く場合はアクセスの良い場所、それでも迷う場合は七五三の参拝で有名な神社やお寺を選ぶと安心です。
ちなみにお寺の場合は「お参り」、神社の場合は「お詣り」という表記が一般的だそうですが、この記事では読みやすさを優先して「お参り」と統一させていただきます。
写真スタジオで撮影を希望する場合
お参り当日に撮影をしてもいいのですが、たくさんのお客様を見てきた感想としては「撮影は別日に前撮りをしておく」ことをおすすめします。
理由の1つ目は「1日で写真撮影とお参りを済ますのは子どもはもちろん、大人もめちゃくちゃ疲れるから」です。
写真スタジオで洋装(ドレスやタキシードなど)も着たい場合、洋装へお着替え→ヘアセット→撮影→和装用ヘアセットへチェンジ→お参り用の着物着付け→撮影→(写真選択・購入)→神社へおでかけ→会食→衣装返却というハードスケジュールになります。
和装だけでも思った以上にハードですし、スタジオが混みあっていた場合、神社への予約時間に間に合うかヒヤヒヤしながら撮影に臨むことになります。
もしおじいちゃんおばあちゃんも揃った集合写真を希望する場合や、パパママも和装やヘアセットをする場合の家族写真はお参り当日に撮るしかないと思いますが、それでも洋装や1人のカットだけでも前撮りしておくことをおすすめします。
※別日に撮影する場合(前撮りは夏ごろ、家族写真は秋のお参り当日など)、基本撮影料のようなものが2回かかってしまうかもしれませんが、キャンペーンなどをうまく利用してみてください。
理由の2つ目は「前撮りキャンペーン」を利用したほうが撮影料金がお得になったり、プレゼントがたくさんついたり、レンタル衣装の料金が割引されたりするという特典があるからです。
七五三の前撮りキャンペーンは5月ごろから始まるところが多いです。
ゴールデンウィーク前あたりから、検討している写真館のHPをチェックしておくことをおすすめします。
またお参りの1か月以上前に前撮りをしておくと、参拝当日に来られたおじいちゃんおばあちゃんに前撮り写真を見せたり、商品をプレゼントすることもできます。
前撮りではお参り用着物とは別の着物も着られますので、ちがった雰囲気の和装を見せることもできます。
(撮影は今っぽいトレンドを取り入れた和装を、お参りは昔ながらの古典柄で…というのもおすすめ!)
写真スタジオで撮影を希望しない場合
前撮りは特にしないとして、当日のお参り風景は
- 保護者の方が撮るものだけでいいのか
- 親族や友人で写真やカメラが好きな方がいたらお願いするのか
- 出張カメラマンを手配するのか
を早めに検討しておくと良いと思います。
お参りする日程に目星をつける
七五三の日と言われているのは毎年11月15日ですが、前後しても大丈夫です。
その地域の気候(関西でも11月は結構寒いです)や園・学校のスケジュール(運動会など。きょうだいのイベントが重なっていないかも注意)、仕事の都合や両家の法事などがないかもできる範囲で確認しておきます。
日にちが近づかないとわからないこともあるとは思いますが、10月下旬~11月上旬で一旦目星をつけ、両家の祖父母にも声をかけてみると良いと思います。
各種予約が開始したらなるべく早くに
我が家から近隣の神社は夏ごろから祈祷の予約を受け付けていましたが、もっと早いところもあると思います。
日時の変更は空きがある限り受けてもらえると思うので、迷うようなら「10月下旬の土曜の大安」など人気そうな日にちを押さえておくと良いですよ。
事前予約が必要なところ
- 写真スタジオ
- 神社・お寺でのご祈祷
- ヘアセット・着付けをしてくれる美容院など
- 着物レンタル
- 出張カメラマン
- 会食会場
「神社・お寺でのご祈祷」以外は必要であればですが、予約開始日と優先的に押さえたいものから書いたつもりです。
前述したように予約の受付が開始されたらなるべく早くに押さえておくことをおすすめしますが、お参りの日が決まらないことには美容院や出張カメラマンも手配できませんよね。
神社やお寺はWEB予約を取り入れているところも少ないので電話予約になるかと思いますが、ゆっくりしているとどんどん予約が埋まってきて、結局、日程再調整というもっと時間のかかることになります。
日中は仕事があったり、電話が億劫で後まわしにしたい気持ちはとてもよくわかりますが、どうせやるなら早めにしてしまったほうがいいです。
前撮りをするならだいたいシーズン最初のキャンペーンが一番お得になるはずですので、こちらも早めに予約をおすすめします。
特に3歳になるかならないかのお子様の場合、「少しでも大きく(精神的にも)なってから…」となるべく後ろ倒しにしたくなりますが、長い目で見れば4~5か月でそこまで大きく変わりませんので私ならお得さを選びます。
7歳の七五三の場合はちょうど前歯が抜ける時期だと思いますので、まだ抜けそうにないならそれこそ早めがおすすめです。
夏前だと日焼けで真っ黒、ドレスを着たら焼けた水着の跡が丸見え!という心配も減りますよ。
なるべく安く済ませる方法
写真スタジオでは衣装の豊富さ、撮影セットの雰囲気などに目が行きがちですが、商品プランもしっかりチェックすることをおすすめします。
データの購入ができる場合、時間と労力はかかりますが自宅でフォトブックを作ることも可能です。
また写真館で着物レンタルを予定している場合、早撮り特典や展示会期間中に予約することで割引があったり、ブランド着物のランクアップ料金が安くなったりすることがあります。
ヘアセットや着付けに関しても、最近はYouTubeやインスタグラムで簡単な手順の動画がたくさん出ていますので、特に3歳女児と3・5歳男児は自分でやってみてもいいと思います(7歳女児も簡単に着付けできるよう工夫されたものが出ていますが、年齢的にも着崩れるとかわいそうなので一度着付け動画を見てみてください)。
写真館で着物レンタルをする場合、ヘアセットや着付けもセットになっていることが多いので助かりますが、朝早くに店舗に行く必要があり、もちろん返却もしに行かなければなりません。
すぐ近所にお目当ての店舗がある場合は良いですが、そうでなければネットで着物レンタルをして自宅でやってしまったほうがお子様的にもリラックスできますし、移動時間分ゆっくりできます。
ネットレンタルだと短くても2泊3日くらいはあるので、当日までに1回は実物で練習できると思います。
私も利用しましたが、返却も箱に入れて自宅から送るだけなので楽ちんでした。
美容院や着付け代も浮きますしね。
食事会に関しても、たまには料亭で豪華なお祝い膳を囲むのもいいですが、少しでも安く済ませたい場合はケータリングサービスなどを利用し、自宅でリラックスして食べるのもいいと思います。
準備から当日までのおすすめの流れ
色々なパターンや考え方があると思いますが、まめ子的におすすめの準備スケジュールをご紹介します。
4~5月 | 参拝する神社・お寺を決める スタジオで前撮りするか検討する |
5~6月 | 前撮りをするなら撮影予約をする お参りの日時を決める→予約開始日を確認 |
5~8月 | 前撮り撮影 神社・着付けヘアセット(保護者も含めて)・着物レンタル・出張カメラマンなど予約 |
8~9月 | 会食会場を予約、ヘアセットの練習など |
10~11月 | お参り当日 (9月や12月でも受け入れてくださる神社もあります) 必要であれば写真館で家族集合写真 |
こんなことを書いておきながら昨年まめ美の七五三は、仕事にPTA役員に自宅リフォームにと忙殺されていて(言い訳)、9月ごろ「ヤベっ」とあわてて神社に電話をし、なんとか11月にすべり込みで予約を入れたのでした。
(前撮りだけは夏前にすませていて、被布もいとこのお下がりがあったし、一応ヘアセットと着付けもできるのでなんとかなりましたが…)
当日の持ち物
基本的なものは省かせていただき、うっかり忘れそうなもの、あると良いものをリストアップしました。
- 初穂料
- 鏡、リップ(自分にも子どもにも)
- お菓子(アンパンマンラムネとかテンション上げつつ手口も汚さないものがベスト)
- 履きなれた靴(マジックテープは着物にひっつくと大変なので注意)
- 着替え(肌着や靴下も)
- おむつ(トイトレ完了してる子も念のためあると安心)
- 防寒グッズ(カイロとかストールとか。女の子やママはファーマフラーなんかも可愛い)
- ストロー付きのマグや水筒、ペットボトルなど(ぐずってペットボトルのジュースをねだられることもあるでしょうが、ストローがあれば安心)
- 大きめの袋(神社によりますが、うちは千歳飴のほかにいろいろお祝い品をいただいたので、フォーマルな服装に合う折りたたみバッグがあると安心)
当日は子どもの機嫌次第
ここまで念入りにぬかりなく準備しても、結局当日に子どもがグズグズで写真も泣き顔やすねた顔ばっかり…ということも一応想定しておいてください。
「こんなに準備頑張ったのに…何なの、もう!」とママパパまで不機嫌になってしまってはせっかくのハレの日が台無しです。
お気持ちはめっっちゃわかります、でも「よく考えたら七五三を無事迎えられただけで大満足。グズるぐらい可愛いもんよ。」と思えるようにマインドを整える練習もしておくと良いです(笑)
うちのまめ美は前日に顔からこけて下唇が腫れるというアクシデントがありましたが、「口紅塗らなくていいわね」となんとかマインドを整えました。
写真は仏頂面(しかもたらこ唇)ばかりですが7歳でリベンジします(汗)
とりあえずは汚しにくいお菓子と、可能であれば小さいおもちゃ(男の子ならトミカなど)を買っておいて奥の手を持っておくとこちらもマインドを整えやすくなります。
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
良い七五三をお迎えできることを陰ながら祈っております(*^-^*)
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